Canon Canonet QL19 ジャンクカメラ分解修理
1965年発売のフィルムカメラです。
シャッター速度と絞りが設定できるレンジファインダー機なので
露出計が壊れていても撮影はできるカメラです。
この個体、シャッタースピードダイヤルが全く動かないのと、
前群レンズにカビと汚れが目立ちます。
まずは、青矢印のリングを外します。
次に赤丸のネジ3本を外すとフィルター枠が外れます。
この状態でシャッタースピードダイヤルを動かすとちゃんと動きました。
再組立てしてみましたが、問題なく動作するようになりました。
この頃のキヤノネットはシャッター羽根、絞り羽根に油が付着することで
それぞれの動作に障害がある個体が多いのですが、
この個体は問題なく動作しているようですので、これ以上分解しなくても良さそうです。
取り外した前群レンズは2枚に分解できます。
この後レンズ部分を再組立てし、今度は上部カバーを開け、
ファインダーを清掃します。
露出計の針に注意ですね。
外した上部カバーのファインダー部分を内側から清掃する際、
強く拭くと黒枠が剥がれ落ちてしまうので軽く拭く程度でやめておきます。
最初に分解した個体でやらかしました(^-^;
後玉に水滴跡のような汚れがあったので取り外して清掃しました。
これで光学系の清掃は終了です。
そのまま再組立てと思いましたが、
手元にNew Canonetの巻き上げレバーがあったので交換してみました。
なんかNikon Fの後期型みたいにプラスチックの指あて付きになりました(笑
これで遮光とQL機構に問題なければ写真は撮れそうです。
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