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2020年6月14日 (日)

Canon FL50mm F1.8 ジャンクレンズ分解修理

いつものとおりカビと汚れが酷いレンズ、300円でした。

まずは分解清掃です。

このレンズの分解は簡単で、銘板を外してから、

前群レンズユニットを取り外します。

Inkeddscf10028_li

前群ユニットから前玉を取り外して清掃します。

Inkeddscf10017_li

これでレンズ面に付着していたカビと汚れを清掃することができました。

ところでこのFL50mm F1.8は、構成されているレンズの一部に酸化トリウムを使用していることから、

放射能レンズとか、アトムレンズと呼ばれていますね。

この銘柄のレンズ、3本所有していたので娘核種から放出されていると考えられるガンマ線を測定してみました。

レンズ後端から6cm程度で各々2分程度測定してみました。

まずは、我が家のバックグラウンドの測定です。

測定結果は、0.05~0.09μSv/hでした。

Dscf10051

1本目、S/N 23*****

0.34~0.38μSv/hでした。

Dscf10062

2本目、S/N 31****

0.57~0.63μSv/hでした。

Dscf10102

3本目、S/N 59****

0.05~0.09μSv/hでした。(バックグランドと変化はありませんでした)

Dscf10145

結果、赤丸で囲ったシリアルナンバー、23****, 31****の2本はトリウムを使用したレンズと思われ、

青丸で囲ったシリアルナンバー、59**** はトリウムを使用していないレンズのようですね。

Inkedinkeddscf1003_li8

 

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