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2020年11月 3日 (火)

OLYMPUS E.ZUIKO AUTO-T 200mm F4 (M42スクリューマウント) ジャンクレンズ分解修理

OMシステムの発売以前、短い期間でしたがM42スクリューマウントのカメラとレンズが発売されていました。

Dscf97118

カビと汚れが酷いレンズですが、とりあえず分解清掃して使えるレベルにしてみます。

先ずはカニ目レンチで銘板を外します。

Inkeddscf9698_li1

銘板を外すと前玉押さえリングが見え、前玉を外すことが出来そうだったのでカニ目レンチで回してみると、

前玉だけでなくその外枠の前群レンズユニットが外れました。

Inkeddscf9700_li2

後群レンズユニットは青丸部分にカニ目レンチを掛けることで外すことが出来ました。

Inkeddscf9707_li3

取り外した後群レンズユニットはさらに分解できます。

Dscf97055

前群ユニットもさらに分解することができ、すべてのレンズ面を清掃することできました。

Dscf97034

この頃(1970年前後)に発売されたM42スクリューマウントレンズはカメラボディに取り付けの際、注意が必要です。

各社独自のレンズロック機構や露出制御関連の連動ピンや溝があり、これらが干渉してしまい、マウントサイスは共通でも

一度取り付けしたら外れなくなったりすることがあります。

このレンズも青丸のピンがマウントと干渉し、Kマウント-Sマウントアダプターへ取り付けることが出来ませんでした。

Inkeddscf9708_li6

上記のピンは削ってしまいました。これで取り付けることが出来るようになりましたが、

今度は下図青丸の溝にレンズロックピンが干渉し、ピンを解除した状態にしないとレンズを取り外せませんでした。

かなり厄介ですね。

Inkeddscf9707_li7

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