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2021年2月12日 (金)

ジャンクカメラ好きのコロナ考 その2

緊急事態宣言まだ続くみたいですね。

下図は東京都での陽性者推移です。

一週間の陽性者数を箱ひげ図でプロットしています。

それぞれ1~3波は季節の変わり目、真夏だったりと体力の落ちる時期だったりしますね。

3波以降はインフルエンザの流行期と似てますね。

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連日テレビやネットのニュースでは、東京都の陽性者はxx人、重症者xx人、死者xx人と報道されていますが、

特に陽性者数は日曜日、月曜日は少ないですね。

下図は昨年3月から現在まで曜日毎の陽性者のばらつきをグラフ化しています。

木、金、土曜日は陽性者数は多くばらつきも大きいことが分かるので同じ曜日を比べてゆけば、

増えてるのか減っているのか分かりやすくなりますね。

Photo_20210212005106

東京都の重症者については、東京都の報道発表資料に重症者数、性別、年代別で記載があり、

毎日発表されていてホームページで知ることができます。

下図は2021/1/14の重症者の年代別割合をグラフ化してみました。

2021/1/14は重症者135名、そのうち60,70,90代の方が80%程度を占めていました。

Photo_20210212005101

現在重症者数は減ってきていますね。

Photo_20210212005805

 

不幸にして都内で亡くなった方の人数、年代、亡くなった日も同じ報道資料として毎日発表されています。

こちらで注意が必要なのは発表日が亡くなった日ではないことです。

報道で東京都でxx人死亡と報道されてもその日に亡くなった方だけではないですね。

下図は2021年1月に亡くなったと届け出があった方を年代別にグラフ化したものです。

80代の方が多く亡くなられていることが分かります。

ただ東京都の平均寿命も男女で80歳前後ですね。

ちなみに私が生まれた頃の平均寿命は70歳前後でしたので、

もしかするとコロナで亡くなる方は今より少なかったのかもですね。

Photo_20210212005107

Photo_20210212005103

ここ最近はコロナによる死亡者が増えてきていると報道されていますが、この報道も注意が必要ですね。

下図は人口動態統計から2018,2019,2020年(2020年は11月まで)の全国でコロナ以外も含めて亡くなった方の人数を月毎にグラフ化したものですが、冬に亡くなる方が多いことが分かります。

冬に亡くなる方が増えるのはコロナだけではないようです。

Photo_20210212005105

では、昨年コロナで亡くなった方は人口動態統計から見てとれるのでしょうか?

そこで2019年と2020年の月毎の人数を比較してみました。

現在発表されている最新資料は2020年11月ですのでその期間の比較です。

下図は月毎の増減をグラフ化しています。

ここでは2020年は2019年よりおよそ2万4千人減っていることが分かり、

コロナで亡くなった方を現時点で超過としてとらえることはできませんね。

 

Photo_20210212023101

自分が知りたい情報はネット環境があれば24時間いつでも集めることができますし、

お役所さんもちゃんとデータを提供してくれてますし、便利な世の中ですね。

 

さらに検査数が少ないから陽性者数も少ないと耳にすることが多いので検査数と陽性者数は相関があるのか調べてみました。

昨年3月から1月14日までの間では、相関係数は0.68となってますので確かに検査数が増えると陽性者数も増える傾向にありますが、

Photo_20210212005108

これは陽性者を見つけている検査ですからある意味当たり前な気もします。

また検査をされた方のうち何人の方が陽性となったのかの割合を算出し、その推移をみているのが陽性率となりますね。

検査をされてから2~3日後に判定結果が出るようですので、2日ずらしてから移動平均をグラフ化しています。

昨年5月から陽性率右上がりであったことは読めるかと思います。

Photo_20210212005802

その他、検査の感度、特異度から偽陽性となる確率の計算式があったのでエクセルで計算してみました。

感度70%、特異度99%、有病率0.9%(東京都の抗体持っている人の割合で計算してみました)

Torend18

と言うことで陽性者数が増える傾向になる要因はいくつかあることを自分なりに知ることができました。

 

次に気になるのは陽性者うち、無症状の人がほんとにいるのか?ですね。

これも東京都のホームページで確認できますので、検査数、陽性者、症状のある方、(7区間平均)と重症者の推移をグラフ化してみました。

ただ概ね2週間程度、発症者数は日々増えてゆくので、これが潜伏期間なのか集計の都合によるものか不明です。

ピークは陽性者より低くいので発症しない方はいるようですがグラフからではよくわかりませんね(*_*;

Photo_20210212005804

最近は発熱相談数をみています。発熱相談が検査のトリガーとなるのかよくわかりませんが、

昨年11月中旬くらいから発熱相談が増えると陽性者も増える傾向が見えるように思うので

このデータをよく見てます。

Photo_20210212005803

コロナウイルス自体は目に見えないので、今感染を避けるためには、

手洗い、うがい、マスクで、密を避ける。でしょうか。

さらにデータからは季節の変わり目や真夏、真冬の体力が低下する時期に注意が必要かなと私は思います。

が、、これって風邪引かないようにすることと同じですね。

 

でも、今これだけコロナ、コロナとなっていますが、このコロナに対する対策は他の感染症に効果があることが分かりますよね。

そうであれば、この対策で助かっている命があるわけですね。それが2020年の死亡者数減に繋がっているなら、

アフターコロナでこの対策を止めてしまうとどうなるのか?おそらく他の感染症で亡くなる方が増えるでしょうね。

元に戻るわけですから。

 

病気はコロナだけじゃないですね。

うーん、アフターコロナ、、どうしよう。

一切皆苦ですね。

 

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