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2021年6月13日 (日)

KONICA Auto S ジャンクカメラ分解修理

カメラのキタムラさんで500円のジャンクでした。

レンズがカビだらけ。

巻き上げレバーは空回りでシャッターボタンを押してもシャッターは動作しません。

動作するのは裏蓋開閉くらいです。

1963年発売のカメラみたいで、コニカさんらしくシャッター優先AEが使えるようです。

とりあえずどこまで直るか買ってみて分解してみることにしました。

まずはレンズの分解からいってみます。

銘板を矢印方向に回すと前群レンズユニットを取り外すことが出来ました。

Inkeddscf8628_li1

次に青丸のネジ3本外すとレンズフートと鏡筒に一部を外すことが出来ました。

Inkeddscf8629_li2

これでシャッター羽根は見えるようになりましたがここから先は分解出来そうもないので

上部カバー、底板を外し、合成皮革を取り赤丸と矢印のネジ4本を外してレンズユニットを取り外しました。

Inkeddscf8630_li3

この後シャッター羽根、絞り羽根を洗浄することでシャッターと絞りは動作するようになりました。

Dscf86354

続いて巻き上げレバーの空回りの状態を調べてみると、

シャッターが巻き上げ時にうまくチャージされていないようです。

青丸部分がシャッターチャージレバー。

Inkeddscf8633_li7 

暫く巻き上げレバーとシャッターチャージ機構を眺めていたのですが、

下図青丸の部分の動きが今一つで最後のひと押しが足りないようにみえます。

シャッターチャージ機構の分解清掃と注油、あとバネの角度をわずかに変えることでチャージできるようになりました。

このカメラ、分解するとかなり手が真っ黒になるので写真撮れませんでした。

Dscf86354

ファインダーを軽く清掃して再組立しました。

Dscf86386

電池が無いので露出計は試してませんが、シャッター速度と絞りが調整できるので

とりあえず撮影は出来そうです。と言って直しても使ってないフィルムカメラが増殖中です。

当方ジャンクカメラヲタクなので気にもしてませんけどね。

 

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