MINOLTA MC TELE ROKKOR-PF 135mm F2.8 ジャンクレンズ分解修理（バルサム修理）

HARDOFFさんで880円でした。

レンズの中に液体が染み出たような模様が見えます。

一枚目の裏側か、２枚目の表側かな。と思い買ってみましたが、

なんと2群目の張り合わせレンズ面でした。

2枚のレンズを張り合わせている接着剤の劣化ですね。

このままでは使用に耐えない状態なので、一度接着剤を剥がして

再接着するしかないですね。

と言うことで、先ずはフライパンに水を張り、凹面を下にしてレンズを煮ます。

これまで修理してきたレンズはどれも10分～15分程度で分離することが出来ました。

このレンズの接着剤は粘り気が多いので、柔らかくなったら2枚のレンズを少しずつずらしながら数回煮ました。

分離後のレンズ。

表面に接着剤が付着しています。

無水エタノールで拭いたら簡単に落ちおました。

あとはレジンで2枚のレンズを張り合わせてます。

このレンズ、分解は簡単でしたが、鏡筒は逆ネジになってます。

青丸部分、2本のイモネジを外し、時計方向に回すと取り外すことが出来ます。

注意すべきは、赤丸のイモネジ3本を外すと絞り羽根が外れてしまいます。

私は知らずに外してしまい、絞り羽根の再組立てする羽目になってしまいました。

触らないほうが良いかと。

液体の滲みのような接着剤劣化跡は綺麗になりましたが、

使用に耐える状態に復旧できたかどうかはしばらく使ってみないと分かりませんね。

とりあえず試し撮りしてみましたが大きな問題は無さそうです。