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2021年12月13日 (月)

Asahi Opt. Co., Auto-Takumar 55mm F1.8 ジャンクレンズ分解修理

HARDOFFさんで買ってきました。

バルサム切れによるクモリ有のジャンクと書かれていましたが、

何となく気化した羽根油が付着してるように思えるので買ってみました。

その他、絞り羽根が開放にならなかったり、最小絞り値に設定しても

毎回同じ大きさになっていないように思える個体でした。

Dscf68501

 

後玉には過去に分解された形跡がありますね。(青丸部分)

と言うことで、分解は楽そうなので先ずは後群レンズユニットを取り外しました。

Inkeddscf6851_li3

 

次に銘板を反時計方向に回して取り外しました。

Inkeddscf6849_li2

 

フィルタ枠は赤矢印(反時計方向)に回すと外れました。

前玉は押さえリングを青矢印(反時計方向)に回すと外すことが出来ました。

Inkeddscf6852_li4

 

さらに前群レンズユニットを反時計方向に回して取り外します。

Inkeddscf6853_li5

 

これで絞り羽根前後のレンズ面を清掃することが出来ました。

前群レンズユニットを外さなくても絞り羽根前後のレンズ面は清掃することが出来ますが、

見ての通り、絞り羽根に油が付着しています。

この油が抵抗となり、絞りの動作に障害が発生しているようです。

Dscf68546

 

絞り羽根に付着している油と絞り羽根が格納されている部分に付着しているであろう油を

パーツクリーナーで洗浄します。(屋内では十分な換気が必要ですね)

私は、パーツクリーナーを絞り羽根前後に少量吹き付けてから絞り羽根を動かし、エアダスターを吹いて

油分の洗い流しと乾燥を動作が正常になるまで繰り返してます。この方式でかれこれ20年以上やってますが、

初期に洗浄した個体でも未だ問題なく動作しているので私的には、良いかどうかは別として満足できています。

Dscf68577

 

レンズのクモリは絞り羽根を挟んだ両側のレンズ面の汚れでした。

絞り羽根も正常に動作するようになったので週末使ってみようかな。

Dscf68608

 

 

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