OLYMPUS 35 IVa ジャンクカメラ、使えるようにしてみた。

HARDOFFさんで1,500円。

袋に入っていて良く見えなかったのですが、

外観は綺麗そうだったので買ってみました。

家に帰ってから確認すると、シャッターは正常に動作しますし、

ピント、絞り環に固着や油切れもなく非常にスムーズ動きます。

ただ、レンズの状態は絞り羽根前後のレンズ面が酷く白濁しています。

早速分解してレンズを清掃してみます。

先ずは背面からカニ目レンチを使って後玉ユニットを取り外します。

清掃しちゃった後ですが、このレンズ面が酷く白濁してました。

恐らくヘリコイドグリースが揮発してレンズ面に付着したものかと思います。

この汚れ、なかなか落ちませんが、

HCLレンズクリーナーを使うと油脂による汚れは比較的簡単に落とすことが出来ます。

このHCLレンズクリーナーは、オリンパスEEクリーナーとのことですので、

オリンパス製カメラの汚れはオリンパスのクリーナーで（笑

3回位の清掃で綺麗になりました。ただこのクリーナー、拭き跡が残り易いので、

その後界面活性剤系のクリーナーで拭いてます。

次に前玉を取り外します。

ピントリングを固定しているイモネジ３本を緩めて取り外し、

前群レンズユニットを取り外しますが、

後で無限遠の調整が必要となりました。

前玉ユニットを取り外してみると、中玉ユニットに分解痕がありますね。

一度分解整備されている個体かと思います。

どおりで動作がスムーズな訳ですね。

中玉も同じ要領でレンズ面を清掃しました。

再組立てして無限遠を調整します。

私は、一眼レフから取り外したフォーカシングスクリーンを使用しています。

このフォーカシングスクリーンに映しだされた画像をルーペか、

デジカメで拡大して合わせてます。

無限遠が出たところでピントリングをはめ込んで固定し、作業終了です。

調べてみると1953年発売のカメラのようですね。